章の説明: 本章名は,第1節にある語にちなみ名付けられる。91章と同じ頃のマッカ初期の啓示である。アッラーの崇拝者への迫害が,主題として取扱われる。主は,親しく不断に監視され,真理の敵を過去において処罰されたように処分されるであろう。 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1. 諸星座のある天において, 2. 約束された(審判の)日において, 3. 立証する者と,立証されるものとにおいて(誓う)。 4. 坑の住人は滅ぼされ, 5. 火には薪が接ぎ足される。 6. 見よ。かれらはその傍に座り, 7. 信者に対してかれらが行ったこと(の凡て)に就いて,立証される。 8. かれらがかれら(信者)を迫害したのは,偉力ある御方,讃美されるべき御方アッラーを,かれら(信者)が信仰したために外ならない。 9. かれに,天と地の大権は属する。アッラーは凡てのことの立証者であられる。 10. 本当に信仰する男と女を迫害して,それから悔悟しなかった者には地獄の懲罰があり,またかれらには炎火の懲罰があろう。 11. 信仰して善行に勤しんだ者には,川が下を流れる楽園があろう。これは偉大な幸福の成就である。 12. 本当にあなたの主の捕え方(懲罰)は強烈である。 13. かれこそは創造をなされ,またそれを繰り返される御方である。 14. かれは,寛容にして博愛ならびない御方。 15. 栄光に満ちた,至高の玉座の主。 16. かれは御望みのことを,遂行なされる。 17. 軍勢のィ語が,あなたに達したか, 18. フィルアウンとサムード(の民の)。 19. いや,信じない者は(なお真理を)嘘であるとしている。 20. だがアッラーは,背後からかれらをとり囲まれる。 21. いやこれは,栄光に満ちたクルアーンで, 22. 守護された碑板に(銘記されている)。
日本ムスリム情報事務所, 1998-2003. | ||||||||||||||||||||