章の説明: 本章名は,第1節にある語にちなみ名付けられる。81章の直後,マッカ最初期の第8番目の啓示といわれる。アッラーは,人間が段階を追って向上進歩することが可能なように創造され,また啓示により,さらに高く清めて完成に導いて下される。 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1. 至高の御方,あなたの主の御名を讃えなさい。 2. かれは創造し,整え調和させる御方, 3. またかれは,法を定めて導き, 4. 牧野を現わされる御方。 5. それから,浅黒く枯れた刈株になされる。 6. われは,あなたに読誦させるようにした。それであなたは忘れないであろう。 7. アッラーの御望みがない限りは。本当にかれは,表われたものと隠れたものを知っておられる。 8. われはあなたに(道を)平坦で,安易にするであろう。 9. だから訓戒しなさい。訓戒は(聞く者に)役立つ。 10. 訓戒は,主を畏れる者に受け入れられよう。 11. だが最も不幸な者は,それを避けるであろう。 12. かれは巨大な炎で焼かれよう。 13. その中で,死にも,生きもしない。 14. だが自ら清めた者は必ず栄え, 15. かれの主の御名を唱念し,礼拝を守る。 16. いや,あなたがたは現世の生活の方を好む。 17. 来世がもっと優れ,またもっと永遠なものであるのに。 18. これは本当に,昔の啓典にあり, 19. イブラーヒームやムーサーの啓典にもある。
日本ムスリム情報事務所, 1998-2003. | ||||||||||||||||||||